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 No.090           不思議な顔?          2004.10.25

貴方は自分の顔が好きですか?

人は“40才を過ぎたら、自分の顔に責任もて”と言われますネ

突然何を言い出す、とお思いでしょうが・・・今、日本シリーズ真っ最中、中日と西武
の“オレ対レオ”の熱戦が続いてます!
ドッチか言うとマイナー同士の決勝戦のようで、特に西武所沢球場は、客の入りは、
今一のようですネ・・・
しかし試合内容は両チーム必死の戦い、稀に見るほどの好試合が続いています

今年は、地元中日が随分頑張っていたので、私も例年よりTV観戦が多かった
・・・TV観戦を通じて、ズーット不思議に思ってきた事があります・・・落合監督の表
情・顔です・・・実に不思議な顔(表情)をしていると思いませんか?

私は、スポーツ観戦の楽しみの1つは、監督の表情です
昨年の阪神の星野さんは、喜怒哀楽の塊・・・怒ったり、嘆いたり、ベンチを蹴ったり、
喜んだり、ほとんど喧嘩モードの感情の激しさ・・・
長島さんは監督業そっちのけ?の、試合に熱中・夢中の少年のようで、ほとんど自
分が選手状態・・・
今年の巨人は弱かったせいか、堀内さんはイライラモード・・・

サッカーの外人監督さんはほとんど、自軍の選手がゴールするなら飛び上がったり
コーチと抱き合ったりして、子供のように喜ぶ・・・

コンナ風にスポーツ観戦しながら、多くの“将”の表情・顔を見て来た訳ですが、私
には落合さんの顔は何度見ても、今まで見て来た、どの“将”の顔・表情にも似てい
ない、実に不思議な、魅力的な表情に見えるんです・・・

少し笑みを含んだ顔で、いつも穏やかに戦況を見続ける・・・
選手が失敗しても、怒る風も無い、成功しても特別大喜びもせず、淡々と・・・かと言
って選手に任せっきりの放任主義でもなく、シラケテイル風も無く、感情を押し隠し
ている風も無く、ガマンしている風も無く、

気負いの無い自然体な表情です
・・・少しはにかみながら、嬉しさを少し含んで、我が子の成長を喜んで見ているよう
な、穏やかな表情です

その不思議な顔の謎が“自分流”にズーット解けませんでした
・・・しかし今日解ったんです!あまり嬉しくて今日思わず書きたくなりました(・・・ス
イマセン個人的な思いで・・・)

10/22の“報知スポーツ”元広島監督の達川光男氏のコメント欄に、中日選手の
発言が載っていた
“落合監督は僕らを色メガネで見ない。何時も真っ白な気持ちで判断してくれる”
と・・・

謎が解けました!落合さんのあの眼差しは、物事を先入観無しにアルガママに見
ようとする、“透明な視線”だったのです!

”彼の眼は、何時も目の前の出来事の、本質・背後を見ているのです!!
絶えず、試合の背後を見ているから、選手の成功・失敗に対して、一喜一憂しない
のです・・・

先入観の無いクリアーな目で、戦いの背後の、選手の状態、勝負の流れ、シーズ
ンの流れ、この日本シリーズの流れを、マサシク“透明な眼”で見ているのです

現実を“超越”している気がします
すこし買かぶり過ぎかもしれませんが、“達人の境地”“達観の境地”の気がします
落合さんはヤハリ“天才”なんです

彼が三冠王を2度受賞出来たのも分かる気がします・・・彼はシーズンの長丁場の
時間軸で、自分の状況を客観的・冷静に見る眼を持っていたから、イヤ三冠王を取
る過程の中で、身についた極意・境地かもしれません

<天才は時間と空間を超越する・・・>

落合さんは、監督としても前人未到の境地を開く、プロ野球の名監督の仲間入りす
るかもしれない・・・

監督就任時
“補強は要りません、今の選手の能力を10%上げるだけで優勝できます”と、淡々
と語り、2軍から多くの選手を起用し、
補強の塊、ホームランを打ちまくるスーパースター軍団巨人に勝ち、本当に優勝し
たんですヨ・・・既に名監督です!!

“先入観無き、達観した視点”
・・・落合さんのように、目先の事に一喜一憂せず、物事をアルガママに見・受け止
め、社員の自主的な活動に任せながらも、全体の流れを見極めて、打つべき手は
的確に打つ!!
そんな境地に立って会社経営をしてみたい!!

スイマセン、落合中日のガンバリが嬉しくて、ツイ書き過ぎた様で・・・


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