No.005  分社経営の勧め 2  2002.01.23

分社とは会社分割ではなく、母親が子供を産むように企業が企業を作っていこ
うという思想です。
それはただ利益が目的ではなく、働く生きがいを生み、大企業病を防ぎ、ゴキブ
リの様に強い生命力の企業群を作っていこうという思想です

上手くまとめきれないので、本文からの引用を多用しながらお話します。


■何故分社をするか
会社は小さければ小さいほどいいから。
大企業は大きく見えて格好がいい。だが実は、死にかかっている。
確実に大企業は滅びる道をたどっている。社員が真面目に努力しているのに、
何故か会社がつまらない、面白くないとしたら、その会社がいけないのである。
そんな会社は潰れてしまってもかまわない。


1
1人の社員が楽しく、面白く、元気一杯に働けて、働きに見合った分の報酬
がもらえる。これが 最高の状態だと私は思う。


■100%まかせ、各社に総務・経理・人事などを置くことが要である
分社する事は、創業社をつくる事である。
分社した各社はそれぞれで人を雇い、資金を調達し、顧客を集め資材を購入
する。それは分社の基本条件である。


企業は不死でなければいけない。
分社は不老不死の特効薬である
企業は死んではいけない。

企業の死はそこに働く従業員の死である。未だ絶頂には至ってない母体会社
から優秀な人間を引きぬく。新会社も母体も大変になる。

そのダメージと戦ううちにまた人材が育ち母体も元気になる。
この繰り返しが企業を不老不死にする
・・・

困難が人を育てます。椅子が人を作るとも言います。

挑戦する心と危機感が、「火事場の馬鹿力」状況を作り、強い社長・強い企業
を作っていくということだと思います。
同族で硬直化した経営者の皆さん、御自身の創業の頃の苦しさ・楽しさを思い
だし、早く兄弟を・息子を・親戚を解放し、小さな会社・多くの社長を作ってあげ
て下さい。逞しい社長軍団グループを形成して下さい。


そして新社長は死ぬほど一生懸命働き、働く事が楽しい会社にし、社員を鍛え
強い店舗・会社にしよう。
そして、一店舗一店舗が繁殖を繰り返し次の社長を作る・・・ゴキブリの様に繁
殖する。

私はそれが巨大チェーン店に対抗する最も有効な方法であると信じます。

(分社経営に興味の有る方、メール下さい。本が未だ少数あります差し上げます)

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