No.013  独立支援制度  2003.04.22

先日、講読者数、24000名を超える人気メルマガ 「がんばれ社長」に当社の
「独立支援制度」が紹介されました。おかげで当社の
HPにも多くの、アクセスを
頂き、メールもたくさん頂きました。有難うございました。


長年 新入社員の、早期退社に悩んできました。
最初は待遇のせいか?パチンコ設計という職種のせいか?設計事務所という
職業の宿命か?と原因をいろいろ追求してみました。

答えは判りませんでした。

考え直して「何故、新入社員は当社のような、零細小企業に来て頂けるのか」
と考えた時、やはり将来独立したい、つまり独立の修行としてうちに来ているの
だ、と結論を出しました。であれば会社も社員の独立を支援する、というコンセ
プトの企業に生まれ変わろう。

「独立支援を、社員と会社の新しい関係」と位置付けしようと考えました。

施主さんや社会に支持されることが、企業の存在価値であるなら、まず社員
に支持されること抜きでは、企業として存続し得ないのでは、と思いました。

その為に、教育と
FAを合体したシステムが当社の独立支援制度です。


入社 1−5年 基礎教育期間

CADCG・図面を徹底的に鍛え、一級建築士を取得させ5年間で何処へいっ
ても通用する実力をつける。


1回 FA 職業再考
5年間の基礎教育が済み、無事一級建築士取得したら、FAの行使権利が
生まれる。他社で、もうひと頑張りしたい人・設計以外の職につきたい人、
いろいろいると思います。次のステップへの挑戦に会社も全力で協力する。

もし残留決定したら会社は、契約金を支払う。

入社 6−10年 実力養成期間
経験に勝る天才なし。チーフになり多くの経験をつみ、現場も受け持ち、自分
のデザインを磨く最も大事な時期。


第2回 
FA 人生再考

独立するか会社へ残って役員になるかの意思決定。
独立コースの人は、営業所を任される。技術系の経営者が一番失敗するの
は、営業経験の、なさだと思います。自ら営業し、物件別の収支・月次決算を
経験し、営業所を黒字化したら、卒業・免許皆伝授与。
会社に残留して頂ける人には、役員のポストと再契約金支払い。


独立支援

会社設立の資本金300万円は会社が無償提供。

無事独立しても、必ずしも最初からうまくいかない人もいます。
しかし妻子を路頭に迷わすわけにはいきません。希望すれば、会社が仕事
をアウトソーシングします。
イメージは半年間の仕事で、一年分の生活費を支援。
特に期間は限定しない。
残った半年間で一生懸命営業すれば、過去の業績がしっかりしている以上、
問題ないと思います。


また、運良く大型物件を受注したら、希望すれば会社が安価で、逆アウトソ
ーシングで、設計支援する。独立間がない若い会社が、スタッフ不足から技
術的ミスを起こすことが心配だからです。


以上が制度のあらましです。

これを実現しようと思うと、まだまだいくつかの問題は発生すると思いますが、
「人を育てる」という夢に努力しつづけたいと思います。


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