最近メルマガに挑戦しだして、時代の変化を改めて実感。 当社が「ユーポイント」と称するFAX 情報を業界に発信しだしたのは、かれこれ 11年前になる。 「ユーポイント」を発信しだしたのは、「トヨタは、何でも売れます」の言葉を聞いた ことが発端だった。自社で販売網・ネットワークを持つことの重要性を察知した。 パチンコという単一業界に特化しながら、業界に自前のネットワークを持たない 企業の非力さを痛感していたからだ。 当時 当社はバブル崩壊をもろに被り、深刻な経営危機に陥った。 (イマデモ、ツヅイテイル?) しかしパチンコの業界誌に自社設計の、ゲームセンターのPRをしたことが縁で、 パチンコ店の設計受注頂き、それを契機にこの業種への特化を決心し、徐々に 受注が増えだした。 更なるPRをと思い、誰でも思いつくように、作品のDMの準備をした。 組合発行の名簿を購入し、とりあえず地元からと、愛知県全域に発送の指示。 しかし何時まで経ってもDMはダンボール箱の中に入ったまま。 「ドウシテ、送ラナイ?」と聞くと、 「社長、切手代が足りません・・・」 「ナニ!切手ハ10円。葉書ハ5円ダロ!!」 「社長 何年前の話ですか?今切手は140円です」・・・絶句!!! 18000件×140円=シキンブソク 印刷代やら、名簿購入等で、お金を使い切ってしまったし、業界誌のPRも高い し・・・途方に暮れた・・・ 何とか安価で自前のネットワークが出来ないものか? 「これFAXで送っといてヨ」 社員の何気ない会話に、突然ヒラメイタ・・・ 「コレダーーーーーーー!!!!!!!!!!!」 当時FAXはまだ高価だったが外注会社との打合せにどうしても必要だったので、 分不相応にも所有していたのです。 「最も安価なネットワークの発見」に奮い立った。 しかし難問続出。 「FAX番号、何処ニ、載ッテル?」 「何処にも、載ってません」 「何処に送りますか?」 「パチンコ店ダヨ」 「1万8000件も在りますよ・・・」 「ジャ本社ダ」 「本社も、わかりません」・・・etc 入手した資料は、日本中のパチンコ店の組合員名簿の中の、店名・代表者 名・住所・電話番号のみ。そこからのスタート。 ここから始まった苦闘を語る事は、今思い出してもドット疲れが来る・・・ 「日本中1万8000店舗に電話をして、本社の電話番号を聞こう。次に本社に 電話してFAX番号を聞こう。そして自前のネットワークを作ろう!ガンバロー!!」 パチンコ店へ電話・・・した事ありますか・・・スゴインデス・・・絶叫です。 店内の騒音で会話が出来ないんです。 社内は事務と派遣スタッフの、絶叫で仕事になりません。 そして派遣スタッフは咽をいため次々とリタイア・・・ 一日8時間は、480分。 一社2分で一日240社。 20日で4800社か、3人いれば、一月で、楽勝18000件・・・ トンデモナイ皆一日40件ぐらいでダウン。 しかも「ナニ?本社オシエテ? ダメ!ガチャン!」が半分。 ・・・疲れた・つかれた・ツカレタ・・・ パチンコの本社数、約5000社と言われる中、ナントカ、カントカ、やっと3000 社位は、教えて頂いた。ヤット第一ハードル突破。 さあ次は本社、ガンバロー・・・大半は「ナニFAX、ソンナモンイラン!」 ・・・また泣けてきた。 しかしヤルシカナイ・・・イッタイ何をしているのか・・・ダンダン社員の眼が痛イ・・・ 叱られながら、シカラレナガラ、しかられながら何とか2000社位教えて頂いた。 構想から8ヶ月、ヤット体制は出来た。 「ユーポイント第一号」も出来た・・・嬉しかった。 「サア送レ!」 「社長どうやって送るんですか?」 「何ヲ言ッテイルンダ。番号回スダケダロ」 「社長1件に2分は、かかります。2000社送ると4000分です。4000分は66時 間です」 「ジャーもっとFAX買エ!」 「8台にかかりっきりで8時間かかります。それに8人もいません」 「ジャーメモリー付きかなんか、在ッタロー」 「メモリー20件までです、100台要りますヨ」 「・・・・・・・」 嗚呼・・・ 「100台も買うお金はないし、ダイタイ100台も会社に入りませんヨー(イッタイ、 ナニ、カンガエテルンデスカーノ、顔ヲシテイル)・・・」 全テガ終ッタ。最後ガ一番キツカッタ・・・社員にも完全に軽蔑されている・・・ 思えば、自前のネットワーク創ろうナンテ、馬鹿な事考えたもんだナ・・・ しかも 8ヶ月 勿体無かったな・・・時間もカネも・・・ ヤッパリ俺はイノシシ生まれ・・・後・先考えずに、ただ突っ込むだけで・・・本当に 馬鹿だった・・・ <モウ、疲れたので続きは次回にします。スイマセン> |
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