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パチンコ経営を語る時、何度この稼働率と言う言葉を聞いたか・・・ 他の業種でもモチロン経営の指標として多く耳にします 特にホテル業に於いては、景気指標の1つとして、新聞にも発表される位、ヨク目 にします ・・・・・・・・・・ 有る所に仲の良いビネスネスホテル経営者が、隣どうし駅前でホテルを経営して いました ・・・規模もほぼ同規模で、10階建て100室のホテルであった 駅前の好立地で、連日満員でホトンド稼働率は100%の恵まれた経営をしていま した しかし長引く不況と、 JRが駅に直結した大規模ホテルを建てた事が大きく影響し、両ホテルは稼働率 が徐々に落ちだし、トウトウ平日も稼働率70%を超えない日が続いた この仲良き二人の経営者は対照的な考え方の持主でした Aさんは、とても真面目な堅実タイプで、コツコツと地道に石橋を叩いて渡るタイプ です Bさんは、ドッチか言うと天真爛漫で、物事にあまりクヨクヨしないタイプ 稼働率の低下に困った両者は対照的な対策を講じた 真面目なAさんは、どうしても稼動しない、残った30%が苦になり 「そうだ売上が30%下がったのだから、経費を30%削減すれば、利益率は元に 戻る。稼動しない3フロアを閉鎖しよう! 電気代も空調費も清掃費も減少するので当然利益は上がる!」 ・・・Aさんは自信満々でした 一方何事もクヨクヨしない単純思考のBさんは、 「売上が30%下がったのだから、規模を30%大きくすればモトモトだ!」と、 ナント部屋数を30%増築すると言う、暴挙?に走った! さあ貴方が経営者ならAさんBさんどっちの行動に走りますか??? その後のAさん 得意満面のAさんの狙い通り、順調ヨク経費も下がり、稼働率は上がってきました ・・・しかし何と言うことか、最初は念願の100%近い稼動をしていたが、暫くした ら稼働率は下がりだし、また70%になってしまった つまり70%の70%だから、当初の59%に成ってしまったのです・・・ その後のBさん Aさんからも、暴挙を批判されたが、Bさんはお構いなし・・・ 無事増築工事も完了し、部屋数は30室増加の130室でオープンを迎えた 当初Bさんの期待するほどは、稼働率は上がってきませんでしたが、どうも隣のA さんが、部屋数を少なくした事も微妙に影響し、稼働率は徐々に上がりだし、とう とうコンスタントに70%を維持し、逆に70%を越える日も増えだしました 100×1.3×0.7=91・・・ほとんど元の売上・利益に追いついたのです! それどころか、Aさんのホテルは段々に稼働率は更に低下し、Bさんは益々稼働 率が上がりだしました Aさんはあわてて元の部屋数に戻しましたが、それでも規模の違いが大きく響き、 Bさんのホテルから先に埋って行くと言う傾向に歯止めが掛からなく、経営的に益 々苦しくなって行った とうとうAさんは50%を割り出し、Bさんは80%を優に上回り、両者の差は開くば かりであった・・・ ・・・・・・・・ 勿論ノンフィクションですが、「歩留まり」に於いて、ヨク語られる話で、実話に近い 話です。 逆転の発想で、パチンコ経営の何かのヒントになれば・・・ 低い稼働率でも利益が出ているのであれば、増台しても同じ稼動率で十分と思え ば、気が楽じゃないですか・・・? |
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