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 No.084            名刺日記             2004.09.13

長年名刺の整理方法に悩んできた

一体年間に何枚名刺を頂くだろう?

名刺は“交換”するから、印刷した枚数文だけは貰う訳だ
一日5枚平均として、300日計算で1500枚か・・・現場やセミナーでまとまって出て
行くから、多分2000枚前後か?


名刺管理はビジネスの第1歩!
“名刺博士”と呼んで欲しい位、私は長年名刺管理の“理想”を求めて、いろんな方
法を試みて来た


最初はアイウエオ順
・・・これは論外中の論外!
単に机の上から名刺が消えたに過ぎない!探したい頃には相手の名前を覚えてい
ない!!×


次はジャンル別
・・・施主・ゼネコン・サブコン・メーカー・業者・金融機関・友人etc
これはマアマアであったが、“整理”の範疇を出て行けない
1つのプロジェクトで多くののジャンルが絡みあう、
名前は覚えていないが「確かアノ現場で知り合った方?」が出て来ない・・・その絡
み合いが記憶から分離される×


そんな反省から次は、プロジェクト別
プロジェクトが進行中の時はとても具合がイイ、しかしプロジェクトが済んでしまうと、
デッドストック化する

・・・設計担当者・現場監理社員の整理法方であり、経営者の“データーベース”には
成りえない


企業別
全てのジャンルを、企業名・施主名でククル
・・・これも担当者レベルの整理方法に過ぎない

他にも名刺監理ソフトも沢山試みたが、ほとんどは試みて半日で飽きる・・・アイウ
エオ順を全然越えてないし、名刺はデーターベースにした瞬間“死ぬ”

一番欲しいのは検索機能!名前・ジャンル・企業名等自分の希望する項目で検索
できれば最高だが、そう言うのには巡り会えなかった


チョットましなソフトもあったが、手で打ち込むのに2000枚/年はキツイ・・・おまけ
に誤入力が付きまとい、ビジュアルでない名刺管理はツライ


結局どんな整理も、整理した瞬間に、デッドストック化する

そんな訳で約30年ほど、毎年のように名刺整理に頭を悩まして来ましたが、何を試
みても整理した瞬間に、何かが“オワル”のは何故か?何が終わるのか?
をズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーット考えて来たが、

ヤット発見しました

整理した瞬間に“現在”が“過去”になってしまうのです
欲しいのは“未来”だったのです!

頂いた名刺を生かして、年賀状を出す、お中元やお歳暮を出す、営業の資料にす
る、近くを通ったら寄って見よう・・・何れも“未来”です


ハット思いました!キーワードは時間です!!
過去・現在・未来・・・時間軸です
どんな名刺整理にも時間軸が無かったのです

漫然と机の上にバラバラに積み重なった名刺が一番発見しやすく、そのアットラン
ダム(グチャグチャ)な状況を整理した瞬間、次から探したい名刺が出て来なくなる
経験を、何度も繰り返す内、発見しました

机の上の混雑はまだ“現在”です、それが整理の瞬間に“過去”・・・向こうの世界!
に行ってしまうのです


あのグチャグチャをそのまま整理(保存)できないかと考えて行くうち、“名刺日記”
を思いつきました


グチャグチャを整理した瞬間に壊れるのは、“時間軸”と“位置”です
したがってそのグチャグチャを“整理しない”事です

B5ノートの一番左側に日付を書き、左寄せで、頂いた名刺をペタペタ貼るだけ・・・
そして右の余白に、ホンノ1、2行コメントを添えるだけ

極めて簡単!
これ以上簡単な名刺整理は無いと思う

やりかかって間がないが何かヒラメキます

整理しようと思う作為が、何かの邪魔をしている気がする
・・・多分整理は、記憶と言う一番大事な機能を壊すと思う。記憶は時間軸と絡み合
っている

結局は“整理”・“管理”をしない事が一番大事なのでは???!!!

人生と同じで、“アルガママ”が一番か!!




ご意見お待ちしてます

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