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 No.132        右脳・左脳・脳梗塞        2005.9.12

最近、経営コンサルの先生が、社員教育時に“右脳”について語られたので、私
の経験を少し書いて見ます

HPを開くと

右脳が、イメージ・創造性・ひらめき・無意識的・リラックス・・・高速で大量に処理
左脳が、言語・表現力・意識的・ストレス・・・ゆっくり少量ずつ処理
等イロイロ書いてあります

コンサルの先生は、私を“右脳の使い方が上手い”と持ち上げてくれたそうです
が、もしそれが事実なら、
何時も他と異なる作品を創り続ける建築設計業の宿命と、
時代の変化と競争について行かざるを得ない経営者の宿命、の2つの環境が作り
上げた複合型進化かと思います(・・・スイマセン少し自慢話みたいで・・・)

よく本に“あなたは左脳派?右脳派?”なんて、あたかも生まれつきのように書
かれてますが、全て環境が作り出すもので、人間の能力は無限だとお思います

7−8年前、尊敬する友人が若くして脳梗塞に倒れ、彼は言葉をなくし、半身不
自由になりました

努力家の彼は、懸命なリハビリを続け、半年後には社会復帰し、数年後には(足
に多少のマヒは残れ)見事に回復し、発病前より健康体になりました

私は彼の努力・リハビリに感動しました

発病直後、X線で調べると、言語を受持つ左脳側の血管が詰まり、左脳側に血管
の陰は有りません
リハビリ中、X線で調べると、右脳側から“新しい血管”が生まれ、失った左脳
の機能を補うべく成長し出していると言う

脳の命令で動いていた手足が、リハビリし出すと、手足からの信号で、脳が復旧
し出す・・・感動しませんか!
リハビリとは、体を鍛える事ではなく、むしろ脳を成長させる事だったのですネ

私は友人のこの話しに“身の毛がよだつほど”感動しました

人間の体の神秘性と無限な能力と、“奇跡は努力によって起こる”事を知ったから
です

以来(持って生まれた)自己の能力に悲観せず
自分の弱い部分を素直に反省し、努力すれば必ず能力は進化・開花すると信じま
した
(・・・チョット遅いか??)

“奇跡は起きるのではなく、起こすもの”と信じましょう!!



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