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数年前、税務署の調査を受けました(・・・モチロン脱税ではなく、定期調査です!) 当然何事も無く調査が済み、 雑談中、担当者が面白い話しをされました “お金儲けた人は、苦労した人が多い しかし、苦労して(他人に)優しくなる人と、 厳しくなる人に分かれる“ と・・・ 多くの調査を通じて、欲望の裏側を多く見てきた人らしい含蓄のある言葉です その差は何処から来るのだろうかと時々考える・・・ お金儲け(経営者)に2種類ある気がする 1つは、ハングリー型 ・・・、お金が無かった頃の、世の中の厳しさ・苦しさを味わった事が働く原点で “お金儲けの為なら何でも(・・・脱税も不正ロムも・・・?)するぞー”と、 そのハングリー体験・反骨精神がお金への執着心を燃やすタイプ 従ってお金は自分(だけ)の努力の成果と思いがち・・・ ・・・戦後の厳しい時代を生き抜いた“一世経営者”にこのタイプが多いが、時代背景を 考えると、やもうえない気もします 2つめは、ドリーム型 事業は夢の実現であり、お金は大事だが、お金だけがストレートな目標ではなく、 夢の実現・事業繁栄の結果、“お金は、ついて来る物”と思うタイプ 従って、事業の為には、先ず人・組織を大事にし、事業繁栄・お金儲けは自分だけ の力ではなく、社員や出入り業者の努力の結果であると考え、“成果”を大事にする 働く原点が “食うや、食わず”の過去の苦労ではなく、 夢の実現・達成感へのチャレンジと、 “資金繰りの苦労体験“から来る、安定経営・充実した内部留保獲得がメインで、 当然、最近のITも含んで若い経営者の多くはこのタイプが多い ココまで書いて来ると ははーん!・・・ハングリー型が他人に厳しいタイプで、 ドリーム型が人に優しいタイプか? とタムラは言いたかったのか?とお思いでしょう ・・・そう書ければ、事は簡単なんですが・・・体験上は、逆が多い気がします 苦労が顔を作ったのか? ・・・一見コワオモテの海千山千の、年配経営者は、直ぐ値切るし、トッツキは悪いが、 (しばらく付き合うと)意外に内面は優しい人が多い 反して、意外にも“ドリーム型”に、 トッツキは良いが、実際は(ドライ)で、実務上はかえって厳しい人が多い 今風に言うと“アナログとデジタル”でしょうか? ・・・デジタルはデーターで“情”が、入り込めない気がします こうした“古き良き(アナログ)経営者”が時代と代替わりで、最近急減しているのが 残念です “若い(デジタル)経営者は、こうした一世経営者の懐の深い優しさを学んで欲しい“ と最近思います そして 情を持ち合わせた “優しい金持ち”になり、 世の為・人の為に、そのお金を使って下さい (・・・優しくても、金持ちに成れないタムラからの、お願いです・・・?) |
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