株式会社 田村設計

Kazの設計ざんまい

田村 和雄

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愛知県常滑市・東京都銀座在住

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  • 02/08(月)気を使う交渉 歩(37/400)

    午前中、“知人”が購入予定の建売住宅の“クレーム相談”にのる
    外壁には“サイジング”と言う巾45センチくらいのボードを張ってある・・・耐久性も耐火性も良く安価で優れた建材だが、開口部の収まりに難が起き易い
    開口部が大きく凹んでいるので
    現場監督さんは、角を“役物”で収めたが・・・下・左右の“平物”と凹凸が通ってなく、平物とのジョイント部が、下・左右ともコーキング処理
    コーキングに頼る収まりは、何れ劣化し漏水の原因になる・・・収まりの難を指摘すると・・・
    先方は
    “我社の通常の納まりです”・・・“(建売ですから)現況販売です”的発言・・・
    こちらは
    “欠点を承知で買う訳には行かない”と・・・
    (少し)ドウドウ巡り
    クレーム処理と簡単に言うが・・・指摘さえすれば、“ハイOK!”でやってくれる訳でもない。先方にも理由(と経費)があるので、命令・感情ではない議論が必要になる
    ・・・結論は、先方企業の上司に預け・・・後日返事を頂く事に・・・
    午後は、その敷地南側隣地の神社へお願いに・・・
    購入建物との距離が5Mほどしかなく、2メートルほど高い南側隣地一杯に、樹齢数百年・高さ10メートルを越える巨木が立っている
    おまけに常緑樹!
    小さな建物の間口一杯に葉が茂り・・・終日日陰状態
    おまけに、台風で倒れれば・・・この木造住宅は“半壊”だろう・・・何とか少しでも枝を払って貰わねば・・・
    伺うと・・・(宮司さんは居ないが)由緒ある神社で、週に3回氏子さんが集まり、ボランティア的運営をしている
    今日は丁度運良く氏子さんが見えたので挨拶(交渉)に・・・
    “御神木で、氏神様を西日から守る必要がある“
    と言う事で・・・交渉は難航したが・・・氏神神社と隣地住民・・・双方、長い付き合いになるので・・・一応のOKは出たが・・・難しい交渉だった
    ・・・午前も・午後も気を使う交渉に・・・少し疲れた

    2010年2月8日 (月) 5:03

田村プロフィール

■経歴 ・昭和47年
名古屋大学建築学科卒業後、恩師の平子勝設計に勤務
・昭和52年
恩師死去による勤務先閉鎖により、個人事務所として独立する。
・平成2年
法人化。バブルの崩壊をいち早く察知し試行錯誤の末、 業種をアミューズメント業界、
中でもパチンコ業に特化し、今日に至る
・平成6年
東京支所開設
・平成7年
ミラノにイタリア人3名雇い、デザインルーム開設
■趣味 出張先でおいしいものを探すこと
■好きな街 ・ミラノ
60才からはここに一年の半分は住みたい
・ニューヨーク
ここへも住みたい。元気になりそう
・名古屋
早足で歩いても人にぶつからない、ストレスの溜まらないイイ街だ
・常滑
恵まれた自然が生んだのか古くから多くの偉人が輩出している。
トヨタの大番頭の石田退三、ソニーの盛田、哲学者の谷川徹三、
東京電力の平岩外四、中野良子、ザ・ピーナツ、(タムラカズオ?)
そして 日本4大古窯の常滑焼き。
魚もおいしいイイ街です。ただ国際空港が出来るのが少し残念。
■特技 純粋に相手の立場に立てる。しかし熱すぎて少し嫌がられること多し
■苦手な事 IT、営業、カラオケ、パチンコ
■一言 すごい時代になったとつくづく思う。 自分の思い・メッセージを世界中、日本中に発信できるなんて夢のようです。 少しでも多くの方と出会い、ITの可能性を存分に試したいと思います。

設計観

建築設計の本質とは、建物と言うハードを通じて家庭の幸せや、 企業の繁栄といったソフトを創造する職業と思っている。そして一作ずつ愛情と情熱を込めて創る。 その思い入れが建物と言うハードに血を通わせることが出来ると信じている。 また日々力量を磨き、自分たちの作品が社会的価値や文化的価値へと 昇華していくことが出来たらとても幸せだと思う。

田村レポート