株式会社 田村設計

田村レポート

田村設計
TAMRA ARCHITECT &DESIGN

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  • 2009年5月25日 (月)

    第306号 「後出しジャンケン」

    ■□■https://www.tamra-ar.com/---------2009/05/25-第306号-

        メールマガジン「情熱 パチンコビジネス」
                    毎週月曜配信 株式会社 田村設計  発行 7022部

    ■□■最新竣工写真
    内牧夢らんど
    埼玉県春日部市内牧 /H21 新築/ 総504台(P432 S72)
    コメント
    プランも外観もシンプルで、美しい作品
    敷地の制約上、出入り口は南側中通路と北東の2箇所のみ
    ほとんどは南側の中通路正面になる
    シンプルさと・美しさと・・・この解り易さが繁盛の秘訣かも・・・
     
    https://www.tamra-ar.com/work/parlor/2009/uchimaki/index.html


    ■□■タムラレポート306 「後出しジャンケン」

    パチンコ店を設計していて思うのは、“後出しジャンケン”と言う言葉です
    長年敷地を探しまくり、ヤット見つけ・苦労して造った繁盛店も、
    数年後に同じ商圏内にやって来た新店舗に打ち勝つのは困難な技で、客は意外なほど
    簡単に“店変え”する

    そして、その繁盛店も、平和の時期は、同一立地内に次の新店舗建設までで・・・“ところ
    天”のように押し出される
    ・・・ドウドウ廻り状態の気がします

    敵の戦略・戦術を熟知しての戦いですから、新店舗が圧倒的有利に立つのは、経済法
    則かも知れません・・・

    後出しジャンケンが有利なのは、パチンコ業界だけでは無いようです
    同じ事を、最近の“トヨタのプリウス”対“ホンダのインサート”に感じました
    ・・・トヨタも後出し戦術のようです

    100年に一度の危機に、トヨタの期待を一身に背負い、万全を期しての発売に、8万台
    もの受注を抱えたそうです
    ・・・“プリウス”がトヨタの救世主になりそうです

    一方ホンダは・・・
    期待を一心に担い、プリウスに先行して発売されたホンダの“インサート”は、189万円の
    劇的バーゲンプライスを掲げて、
    発売早々2万台の予約を抱えて、起死回生の大ホームランに見えたが・・・

    ホンダもトヨタがまさか、一ランク上のプリウスを30万円も値下げして、
    インサートに近い価格で、ぶつけて来る事までは読み切れなかったようで・・・待ち切れず、
    売り出したが
    ・・・“後出しジャンケン・トヨタ”の圧勝のようです

    トヨタはおまけに、旧タイプのプリウスも併売するようで、
    簡素化・値下げして、インサートと同じ価格の189万円でぶつける用意周到さ
    ・・・えげつないほどの磐石さです

    トヨタの後出しジャンケン戦術は、今回のプリウスに始まった事では無く、
    昔マイカーブームの幕明けの頃、
    安価で先行し、人気爆発のニッサン・サニーに、“プラス100”を歌って、サニーの1000cc
    に1100ccをぶつけて大勝!

    以降、後出しジャンケンで美味しい味をしめたのか、
    ニッサンに完勝すると、
    最近は第2位にのし上がったホンダが、新市場を開拓すると、必ず同一車種を(少し高
    付加価値で)ぶつける戦術を徹底しています

    資本力・開発力・販売力に勝る企業が同じ土俵に上がって来るのですから・・・難しいで
    すね・・・トヨタが勝つのは法則なんですね・・・

    しかし、私はこの姑息さが気に入らない
    世界一に上りつめた業界のリーディングカンパニーに、自ら市場を開拓する勇気が無い事
    が、残念で成らない

    トヨタが“カイゼン”以外に
    “楽しさ”の物差しを持つ事を期待したい

    同じように・・・パチンコ業界も
    機械頼りのギャンブル性の軸に、“楽しさ軸”を持てないのだろうか・・・?

    業界の救世主・“低下貸し玉営業”が、
    楽しさ軸に成長してゆく事を期待したい
    従来の4円営業に十分に伍して行ける事が判ったのですから
    これも“後出しジャンケン”です
    機械メーカーさんも(後出しジャンケンで)低貸し玉営業用の楽しさ感ある機種を開発し
    て、業界挙げて大事に育てて欲しいと思います

    ご意見お待ちしてます!作者への直接メール : kaz@tamra-ar.com


    ■□■東奔西走記 熱血タムラの悪戦苦闘記!

    05/25(月)“英雄物語”とノ・ムヒョン前韓国大統領の死font>
    ・・・
    ドラマは、モデルの財閥会長の自殺から始まるのだが
    その死を語るために、
    主人公の生立ち・辛苦・サクセスと、時代背景・韓国の政治と経済の仕組み・戦後の復
    興の歴史の裏側まで踏み込み
    大統領を実名で出しながらよく描けたと思う・・・(全文へ)

    タムラ・ブログの最新へhttps://www.tamra-ar.com/blog/tamra/


    ■□■転生人誤・・・人生ハ転ビ人ハ誤ル

    最近韓国ドラマの“英雄物語”を見終えました
    ・・・実に73話!
    財閥の死(自殺)を、
    その生立ち・環境・時代・社会構造にまで
    メスを入れた素晴らしい作品でした

    見終えた日に、ノ・ムヒョン前大統領の死を知り
    ・・・“社会構造的死”を感じました


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    発行人:株式会社 田村設計  主幹:田村 和雄
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    2009年5月25日 (月)

田村プロフィール

■経歴 ・昭和47年
名古屋大学建築学科卒業後、恩師の平子勝設計に勤務
・昭和52年
恩師死去による勤務先閉鎖により、個人事務所として独立する。
・平成2年
法人化。バブルの崩壊をいち早く察知し試行錯誤の末、 業種をアミューズメント業界、
中でもパチンコ業に特化し、今日に至る
・平成6年
東京支所開設
・平成7年
ミラノにイタリア人3名雇い、デザインルーム開設
■趣味 出張先でおいしいものを探すこと
■好きな街 ・ミラノ
60才からはここに一年の半分は住みたい
・ニューヨーク
ここへも住みたい。元気になりそう
・名古屋
早足で歩いても人にぶつからない、ストレスの溜まらないイイ街だ
・常滑
恵まれた自然が生んだのか古くから多くの偉人が輩出している。
トヨタの大番頭の石田退三、ソニーの盛田、哲学者の谷川徹三、
東京電力の平岩外四、中野良子、ザ・ピーナツ、(タムラカズオ?)
そして 日本4大古窯の常滑焼き。
魚もおいしいイイ街です。ただ国際空港が出来るのが少し残念。
■特技 純粋に相手の立場に立てる。しかし熱すぎて少し嫌がられること多し
■苦手な事 IT、営業、カラオケ、パチンコ
■一言 すごい時代になったとつくづく思う。 自分の思い・メッセージを世界中、日本中に発信できるなんて夢のようです。 少しでも多くの方と出会い、ITの可能性を存分に試したいと思います。

設計観

建築設計の本質とは、建物と言うハードを通じて家庭の幸せや、 企業の繁栄といったソフトを創造する職業と思っている。そして一作ずつ愛情と情熱を込めて創る。 その思い入れが建物と言うハードに血を通わせることが出来ると信じている。 また日々力量を磨き、自分たちの作品が社会的価値や文化的価値へと 昇華していくことが出来たらとても幸せだと思う。