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 No.106           アメリカンドリーム         2005.2.21

アメリカに長期滞在していた友人に、“日本とアメリカのビジネス習慣の大きな違い”
を聞いた事があります

彼は、「見ず知らずの若者が、イクラ素晴らしいビジネスプランがあっても、日本で大
企業の経営者に会う事は不可能だが、アメリカでは誰に会う事も可能」と語っていた
但し面談時間は“エントランスからエレベーターに乗って部屋に行くまでの時間”とも
言われますが・・・

そう言った風土が、“知恵はあれど、資金無き若者”のビジネスチャンスを育み、
「アメリカンドリーム」に繋がっていると思います

一方、日本はどうでしょう?

今、毎日のように“ライブドア対フジTV”が報道され、見ている分には、株式の勉強
にもなり全く面白いのですが、皆さんのご意見は如何ですか?

最初勢いが良かった堀江氏は、ダンダン旗色が悪いようですね・・・

日本中の“分別ある大人”からは、
一般人は勿論、
財界長老からは、“時間外取引はルール違反では?”
政界・森元総理大臣あたりまでが
“お金で何でも買えると言う風潮は良くないのでは?”

と日本中“総堀江イジメ色”に染まってきた感があります・・・

更に巧みな株式操作で、ライブドアは本体までが、資金源である米資本の“リーマン
ブラザーズ”の餌食になりそうです・・・“前門の狼、後門の虎”状態!!

米では株も無い若者に門戸を開いていると言うのに、
どうしてフジTVの社長は、フジTVの株を1%所有し、親会社ニッポン放送株の39%
もの株を所有する“間接的大株主”の、堀江社長に会わないのでしょう?

どうして“人生を賭ける思い”をして、社運を賭けて取組んでいる若い大株主の提案
に、耳を傾けないのでしょう?

彼の語る“ITとTV・ラジオの融合”が、21世紀の新しい世界を切り開く可能性を持っ
ているかもしれないじゃないですか!

株の買占め問題は並行で戦いながらも、ビジネスプランに対しては、大いに議論し、
メリット・可能性が無いと判断した時点で、正式に業務提携を断わると言う方法は無
いのでしょうか?

21世紀の日本を背負う新しい芽を、“揚げ足取り議論”でツブスのは、あまりにも勿
体無い気がします
此処で堀江氏を潰しては、彼に続く若者が“ジャパニーズ・ドリーム”に眼を輝かす事
を諦めてしまうでしょう

しかし日米の何処に違いがあるのでしょう・・・
私は根本には、ヤハリ日本の革命無き民主主義の成り立ちに大きな原因があり、日
本社会は未だ、会社−社員・役所―民間・大企業―協力会社等、チョンマゲ時代の
“上位下脱思想“から脱却していない気がします・・・

がんばれ堀江!!
日本を救う気概でがんばれ!!



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