>前号 バックナンバー 次号<

 No.105      中部国際空港「セントレア」開港     2005.2.14

2月17日、中部経済界待望の国際空港が、開港する

国内便と国際便が合体し、乗り継ぎ等、便利この上ない空港になり、24時間空港・
ハブ空港として中部経済の成長を大きく育む

空港は、私の家から、滑走路の先端までなら直線距離で1.5KMほどの至近距離
に位置し、飛行機を利用する事の多い私にはとても幸運な事である
騒音等若干の環境の悪化は気にはなるが・・・

そんなことで個人的に空港の進行状況に大きな関心を寄せてきたが、ダンダン全
容が分かって来ると、“トヨタの存在”が大きく浮かんで来る

空港の社長にはトヨタの役員が就任し、建設工事もトヨタ方式で大きくコストダウン
に成功した

トヨタは開港に合わせ、名古屋駅前に自社が所有するビルを、JRのツインタワーを
越える超高層ビルへの建替えに着手し、海外事業部3000名を集約し、海外戦略
の拠点をココに移す
空港へのメインなアクセスとなる名鉄の名古屋駅は、敷地真向かいで、地下街でも
繋がり、ホンノ50M!ほどの距離で改札をくぐれ、乗車時間30分弱で電車は空港
内部まで直結する

陸路も、第2東名豊田東インターから、空港専用道路へは見事に最短距離で繋がり、
物流的にも、トヨタ−新空港間は万全なものになっている
昨年トヨタは中国広州に工場建設を決定し、空港は広州への定期便を決定し、さら
にトヨタ北米工場近くのシカゴへの定期便も決定

 “トヨタの、トヨタによる、トヨタのための空港”
とは勿論言い過ぎだが、トヨタにとって、絵に描いたように便利な所に空港は出来上
がり、年間の間接経費の減少と利便性は莫大なものがあろう

更におまけに、3月開催予定の名古屋万博会場も、ほぼ豊田−名古屋の中間に位
置し、豊田−名古屋間の幹線道路“グリーンロード”は、万博を期に片側2車線に拡
幅された

トヨタ記念館も偶然!万博会場のすぐ近くに位置し、万博のテーマ館ではないが、
万博に色を添える

これらの事は結果的に繋がってきただけで、決してトヨタが絵を書いた訳ではないが、
いろんな機会を捉え、自社の成長に繋げて行く“トヨタの知恵”には素晴らしいものを
感じる
こうした中部経済界・役所のトヨタへの間接的なバックアップも、トヨタが“世界のトヨ
タ”に成長する大きな支えになっていると思う
トヨタは利益でもGMを追い越し、実質世界一で、生産台数世界一も時間の問題

昨今“名古屋が元気”と言われるのも、トヨタ及びそのグループが長年にわたり安定
成長をとげて来た事が大きな役割を担っている
そんなトヨタグループが愛知にあることが、愛知・名古屋のパチンコ店の元気さにも
繋がっていると思う



ご意見お待ちしてます

>前号 このページトップへ 次号<