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 No.108          上海温浴施設見学2         2005.3.7

“雅典皇宮”
”雲都の温泉”
”小南国”
”浅草温泉”


温浴施設は大きくは、“日式温泉”と“現地サウナ”に分かれる
“日式”は古い施設が多いから、どうも元々は日本の温泉施設とサウナをミックスし
たスタイルがオリジナルな気がします
私が入った日式には、入り口にそれぞれ、“男湯”“女湯”のノレンが掛かっていまし


中国人は数字の8が好きなようで、料金体系にはほとんど8がつく
現地の方の調査による、大雑把なデーターは(1元は13.5円)

入浴料       48元、58元、68元・・・48元が最多価格帯
アカスリ       38元〜 68元
足マッサージ    48元〜150元
全身マッサージ 128元〜380元
客単価       200元〜300元
規模は    15、000u〜30、000u
建築単価   65,000円/坪・・・躯体コストかもしれません
内装費用  220,000円/坪
営業時間  24時間(1軒だけ、朝11時から翌日9時)
休館日    無し  (1軒だけ旧正月1日)
従業員数  300人〜800人
賃金     ロッカー室等の労働者は、800元(10,000円)
       マネージャー・経理は2,500元(34,000円)
        マッサージ等の労働者は完全歩合制

全体のイメージは、
建築コストは思ったほど安くないが、日本の約半分
従業員数の多さは、低賃金と営業時間の長さのせいか?
売上は日本のスーパー銭湯が800円と聞くから、日本の3〜4倍か

日本でも約20年程前、都市部のパチンコ店の2階で“男性サウナ”が非常に流行っ
た時期があったが、何時の間にか、一部の愛好家だけの施設になり、廃れていった
・・・入浴料は2000円くらいと記憶している


そして15年程前突然“薬湯湯”で“健康ランド”ブームが起きた
・・・入浴料は1500円だったと思う
薬湯の効能が疑問視され、施設が老人主体だった事が少しマイナスイメージを伴い
急激にブームは去った

そしてバブルの崩壊しだした頃、“スーパー銭湯”ブームが起き、温浴施設が一気に
ファミリー層に広まった
温泉を掘る技術が高まった事もあり、薬湯より“温泉”が好まれ、入浴料が500円の
低料金な為、一気に日本中に広がり、一般市民にとって日常的な施設になり定着し
た感がある

中国の温浴ブームは、日本のかってのサウナブームに近いものがあり、高級温浴施
設は、ビジネスの接待の場にも多く使用されている

しかしいずれ日本と同じように、スーパー銭湯へと移行する時期は近いうちに必ずや
って来る
上海のイワユル“銭湯”の最低クラスが18元、普通クラスが28元

従って現在でも28元〜38元の“日式スーパー銭湯”を展開するなら、“大繁盛”間違
い無しと思います

28元は日本円で、378円
38元は日本円で、513円

建設コストは日本の半分です
マーケットは無限です


どなたか一緒に中国で“日式スーパー銭湯”を“1000店舗”位展開しませんか?


ご意見お待ちしてます

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