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“女神が微笑んだ!”と実感した経験ありますか・・・? 私は、58年間の人生で2度有ります 1度目は大学受験時です・・・もう38年も昔の事で大恐縮ですが・・・ 私が、中学を卒業時、高度成長社会を背景に、技術者不足を補う為に工業高等専 門学校(高専)と言う新制度が出来、私は栄えある第1回生でした 高校受験の肝試し受験のはずが受かってしまい、高校―短大の5年間の一貫教育 と、何より国立で授業料が安かった!(1000円/月)ことに惹かれ(何とな く?)入学しました 当時全寮制で、みんなでプロレスごっこしたり、修学旅行のような楽しい日々で、 とても気の合う友人も出来、彼との会話が楽しみの毎日でした ・・・しかしその親友が、入学3年目に突然“東大に行く”と言って学校を中退した のです ショックでした! 何の刺激もない豊田市の山奥の学校に通う18才が、ある本に刺激を受け、何の 根拠も無く?“東大へ行く”とアッサリ退学した事は、私の人生を大きく狂わせ ました・・・“夢を追う人間“に18才で、初めて出会ったのです! 彼は、一浪後無事文科3類に合格し、今フジTVで大活躍中です そして私も(彼の影響で)悩んだ末、後を追うように1年後(4年時)に高専を 中退し、受験生活に入りました・・・親は5年間卒業しての受験を勧めましたが、 “退路”を嫌っての中退です 東大に入った友人より高専時代の成績が良かった事だけが私の“根拠”です ・・・しかしタッタ4ヶ月の受験勉強で受かるほど大学受験は簡単ではなく、当然の ように“浪人”です 友人は(東大へ来るなら)“駿台予備校”を勧めましたが、その予備校の試験にも 落第し、“呆然自失”!! しかし根が楽観的な私は、“1年やれば心配ない”と気を取り直し、自信満々・意 気揚揚の浪人生活スタートでした しかし(目標校を地元の国公立に下げての)模擬試験は“再検討を要する!” ・・・意味が解らない・・・検討すればOKか?と思ったら、“絶対に受からないラン ク”である事が判明! “マ、受験勉強して間がないから、最初はしょうがないか!”とまた楽観論に返 り、再度、挑戦・挑戦・挑戦・・・ “オカシイ−・おかしい!何度模擬試験を受けても、”再検討ランク“は一向に変 らない ・・・(偏差値は50以下!)のまま12月になりました・・・! 真剣に困りました・・・高専中退を後悔しました・・・親の言うとおり卒業してからに すればよかったかと・・・ しかし、通っていた予備校主催の最後の模擬試験・・・なんと突然“東大OK”ラン クに入ってしまったのです・・・偏差値を50台も60台も経験せず、イキナリ70 台に“ワープ”してしまったのです そして年明けに、最終・最後の“東大模試”を受けました・・・ココで“圏内”に入 ったら、東大に切り替えるつもりで・・・結果は惨敗! もうキッパリ東大はあきらめ、元の地元校に切り替え、受験日を迎えました (・・・偏差値が50越えは1回だけのまま・・・) 第1時間目はもっとも不得意科目の国語、中でも漢文は全くダメ(・・・高専時代に ほとんど授業が無かったからです) まず、その恐怖の漢文の問題を広げました ・・・“OH 神様!!”・・・私は手を合わせ神に感謝しました! そして問題文も読まずに、答えから記入しました! ・・・引用文も質問も2ヶ月前の東大模試と、全く同じ問題だったのです・・・ “女神は微笑んだ!” と確信した私には、試験中の3日間は楽しい日々でした(・・・38年前だからもう 時効と思って告白します・・・) 以来私は、“努力し続ければ、いつかは女神は微笑む”と信じてます・・・ (女神の2度目の微笑みは?またの機会に・・・) |
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