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 No.182          「181号への返事メール」     2006.09.19

先週のレポートは読み直して、大変失礼な事を書いたと反省をしていましたが、
励ましのメールも頂き、あまりの“心ある名文”に感動し、ここに転記させて頂
きます
・・・・・・・・・・・
拝啓
私は、地方ローカルのちっちゃなお店の部長をしております、Nと申します
タムラレポートをいつも大変楽しく、且つ時には「目からウロコ!」であります

今回の「タムラレポート181」は全くといってご最もであります
よくぞ、言って下さいました

経営者の品格として孫子は
「兵を知るの将は、民の使命、国家安危の主なり」
→“戦いが如何に大事かを知る将は、国民の生死、国家の安危を担うことのでき
る者である(孫子兵法 作戦編より)”と言っています

それだけ経営者さんは何を行なうにしても、回りをよく観察しないといけないと
言うことであります
経営者としての気概や想いは人それぞれ違いますが、経営者さんに共通している
ことは
『役割』即ち『使命感!』がなければなりません。

そしてその言動や行動が
「会社全体に影響を与える!」ことを自覚していただきたいですね

・ 会社が単に利益だけを求める会社は、従業員も利益至上になる
・ 会社に負い目があるような事があれば、不信感が芽生えます
・ 会社が社会に感謝する経営をすると、世の中で認めていただけます
・ 会社が人として何を全うするかを問う会社は、人間を作ります
そして、後継者や新入社員もそのような考えを持ちます

故に、経営の要である経営者の一挙一投足が、会社の向かう方向性を定めます

会議などでも
「最近業績悪いけど、どうすれば儲かります?」ではなく
「どのようにすれば、お客さん来てくれる?」です
全社員で考えなければなりません

『経営者がこんな弱み見せたら、格好悪い〜』ではなく
『経営者も人間。何でもかんでもお見通しできるわけがない』
これでいいじゃないですか!
部下の立場としても
経営者というより、人だな〜として感じられますから、なんだか共感を覚えそう
さえします

そして全員で集めた衆知を経営者が決めて(まとめて)、皆で実行すればいいだ
けです

だからもう一度努力しましょう
そして本物の「経営者としての才能」を発揮しましょう

私は生意気ですが、「経営に才能の有無はナイ!」と考えます
どんな人でも最初から才能などはないと思います
自分で自分を磨く(努力)から才能が現れるはずです

今ホームランを打てなくても、もう一度バントの練習をして、ボールをバットに
当てる訓練さえすれば、やがてヒットが出て、ホームランも期待できます
格好イイじゃないですか!

孫子も
「勝兵は、まず勝ちてしかる後に戦い、敗兵はまず戦いてしかる後に勝ちを求む」
→“まず、勝利する軍は勝つ見通しをいつけて戦い、負ける軍は戦いながら勝つ
見通しをつけようとする”と言ってます(孫子兵法 軍形編より)
会社で言えば、失敗しない戦術作りでしょうか

そして、人として皆で成長し『生き抜いていく!』
そしてまたこの想いを伝えていく!

そして、行く末はこの業界が世間さんに認められて、「この業界って、やっぱり
必要だなぁ〜」と言って頂きたいですね

では、田村の皆様!
引き続きお体を大切に日々頑張って下さい!

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・素晴らしい人がいるんですね!)
Nさん!
本当に有難うございました
今、弊社は、企業理念の見直し中です
そんな時期に、この素晴らしい名文を頂き、改めて“社会への使命感”を再考し
て取り組んでゆきます
重ねて心よりお礼申し上げます



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