|  No.187          「7つのシンボル数字」              2006.10.23 | 
           
        
       
      
  
今回もしつこく“ランチェスター”で申し訳有りません 
・・・出所は“福永先生”の講演です(・・・福永先生、勝手に使って申し訳有 
りません!)
  
マーケットシェアの数字に7つのシンボル数字が在ると言う 
74・42・26・19・11・7・3 
の7つ
  
その中でもモットも注目するべき数字が“42”・・・世間一般では“40” 
・・・首位独走の条件です
  
1位が、40%を取って首位を独走し出すと、 
2位は、ジリ貧 
3位は、漁夫の利 
4位は、脱落 
になるそうです 
思い当たる業種があります・・・車産業です
  
1位の、トヨタ 
2位の、日産 
3位の、ホンダ 
4位の、三菱 
・・・見事に、この法則が当てはまります
  
トヨタは、創業時から、国内シェアの40%、グローバル10(世界シェアの 
10%)を数字目標に掲げて努力を重ねて来た
  
当初のシェアは、日産28%前後・トヨタ33%前後で、両社は拮抗していた 
しかし、日産がお家騒動(労使紛争)に力をそがれる隙に、 
トヨタは着実にその差を広げて行き、念願の40%の独走シェアを獲得し、やが 
て日産は行き詰まり、カルロス・ゴーン氏の登場となった
  
一方、商売上手なホンダは、日産のトヨタとの戦いでの疲弊を横目で見ながら、 
決してトヨタの尻尾を踏まず、 
戦略をスポーツとファミリーに振り“漁夫の利”を積み重ね、日産を脅かすまで 
成長し、中国市場ではトヨタ・日産より先に挑み、大成功を収めている
  
4位三菱は、先細りのシェアに焦ったのか、リコール隠しで戦線離脱・・・リコ 
ール問題が無くても結果は同じだったと思う
  
気になるのは、今後の日産! 
ゴーン氏の再建は、大成功の如くもてはやされるが、いまだにトヨタとの戦いに 
挑み続ける日産は、本当に改革に成功したのだろうか? 
ゴーン氏はリストラを実行したのみで、モットも大事な、開発・販売戦略に足を 
踏み込んでいない気がする・・・
  
・・・ランチェスター的には、もはやトヨタとの戦いより、3位のホンダ叩きを 
しないと浮上出来ない位置にいる
  
しかし、叩くにはホンダは強くなり過ぎた!
  
決して、車産業だけの世界では無いと思います 
パチンコ産業において、店舗数は車産業ほどのスケールメリットを生むわけでは 
ないので、ライバル店舗が全国チェーン業者でも、地域戦では単なる1ライバル 
店舗に過ぎない 
ブランド名に怯まずに、頑張りましょう!
  
ただ、地域の中で貴店の本当のライバル店舗をシッカリ見定め、イタズラに疲弊 
しないようにしましょう
  
有効な生き残り戦略は、強者に勝つ事では無く、そのマーケットで自分より弱者 
を叩く 
“弱い者いじめの原則”のようです
  
(“いじめ”が社会問題化している中、言葉は非常に不謹慎ですが・・・)
 
  
          
       
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