No.186 「ランチェスター“√3の法則”」 2006.10.16 |
再三ご紹介している当社主催の“福永先生”の“弱者の戦略VS強者の戦略”の
セミナーを受講しました・・・多くのヒントを含んだ素晴らしい講義でした
“ランチェスターの法則”を手短に要約しますと・・・
第一次世界大戦を分析し、兵力と勝ち負けの法則を発見した“ランチェスター氏”
の理論をビジネスに当てはめた古典的な経営方程式で、
大きくは2つの法則に分かれる
第1法則は、戦闘力=武器効率×兵力数 ・・・弱者(1位以外)の戦略
第2法則は、戦闘力=武器効率×兵力数の二乗・・・強者(1位)の戦略例えば
戦闘力が同じ戦艦が、5隻対3隻で戦うと、当然5隻側が勝ちますが、(無傷で
の)勝ち残り隻数は
5の二乗(25)−3の2乗(9)=16
16の√は4・・・従って正解は4隻になる
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ここで急に“クイズ”
ランチェスター戦略には上記の戦いで、3隻側が勝つ方法があると言う!
お答えをご応募下さい!(正解者先着5名様には、福永先生の本を進呈)
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ただパチンコ店舗に当てはめる場合、私は今まで単純に戦闘力を、スーパーの
販売床面積と同じ様に、“設置機械台数が兵力”と信じていたが、この度大きな
間違いに、気が付いた
・・・“稼働率をかける必要性が有る”事に
例えば、500台店舗(稼働率40%)対300台店舗(稼働率80%)の戦いは、
500台対300台の戦いではなく
500台×0.4対300台×0.8=200対240
の戦いになるということだ
・・・従って、この500台店舗は“圧勝”にはならない
ランチェスターの法則は他に
“圧倒的な一番になれば、平和が保たれ、無駄な競争をせずに済む“
勝手に名づけて・・・「ダントツ平和の法則」がある
・・・“2位との差が√3倍(約1.7倍)“の世界です
上記の500台対300台は、割れば1.67で、ホボ“ダントツの勝利”になるはず
が、稼働率では逆転し、第二法則の強者の戦い(兵力は二乗の戦い)に入れず、
第一法則の“弱者同士の疲弊戦”で戦う事になる
この場合、500台店舗は、少し歯を食いしばって、300台店舗の稼動まで引き
上げれば、400対240で、“√3の世界”に入る為、無傷で平和な日々が待っ
ている事になる
更に注目するべきは
“武器効率”である
機械一台一台の兵力に差がある!・・・武器効率が掛け算になるからだ
例えば“無敵艦隊マルハン”さんの武器効率は、他の零細地方店舗の“2〜3割
増”位の気がします
従ってマルハンさんと同じ土俵に上がった店舗は、2〜3割増の台数で、やっと
イーブンな戦いになる・・・資本効率的には不利な戦いになる
この武器効率には・・・“出玉”以外に
・ 機械の選択
・ 店を預かる店長のレベル
・ スタッフの魅力(元気さ・マナー)
・ 空間の演出
・ 店内の清掃
等色んな要素があると思います
私の考えでは、店長さんのレベルアップが、武器効率向上に最も効果的な気がし
ます・・・店長さんの教育に力(お金・時間・情熱)を注ぎましょう!!
手始めにこのランチェスターの福永先生の、貴社への出張セミナー(と出張タム ラ塾?)は如何ですか?(・・・比較的安価です!)
希望する会社は、当社でご紹介します(紹介料は無料)
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