No.190 「**第一主義」 2006.11.13 |
当社、1月5日仕事始めの行事に、毎年書初めを行なっています
1年の抱負を、巾30CM・長さ1.2Mほどの、大型の和紙に、墨・筆を使い習字で
書き、発表会を行ないます
書いた内容を忘れないように、発表風景を写真に撮り、後日社員に与えます
・・・これが意外に良いんです
面白いのです
社員が、実に真剣に書くからです
多分、墨・筆・大型の用紙と言った、“作法”と、発表会という“形式”の二つが、緊
張感を与える為と思います
その中で、結構多かった4文字熟語に、“健康第一”が有りました
・・・私はこれが嫌いで、発表会の質疑応答時に、
“健康が第一なら、仕事は何番か?”とか
“二番は何ですか?”と意地悪い質問をしましたが・・・
健康・仕事・家庭・趣味・・・異なるものに順位をつける行為自体が、間違っている
と思います
ところでビジネス界では
“CS”と言うんですか・・・“顧客満足度”が、主流的な発想ですね
“顧客第一主義”ですね
・・・(相当?)昔、国民的歌手“三波晴夫”さんが“お客様は神様です”と言った頃
からが、スタートですか?
サービス業の原点は、顧客第一主義になって来ました
サービス業の経営さん、貴社も“顧客第一主義”ですか?
“屁理屈趣味”の私からの質問
1 社員は何番目ですか?
2 資金不足時に顧客はお金を貨してくれますか?
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私は(当社は)、“社員第一主義”です
私のお給料は、社員の労働によって産み出されています
従って、私の家庭の幸せは、社員のお陰です
そんな社員を、私は(お返しに)幸せにする義務が有ります
一人前の建築家になりたい!
独立したい!
応分の所得が欲しい!
と願う社員の夢を叶えるのが、私の最大の仕事です
(・・・決して顧客をないがしろにすると言う意味では有りません)
その為には、クライアントに立派な建築・作品を提供し、喜ばれ、応分な代価を頂
く事だと思います
目的と手段の相違ですね
話は少し外れますが
ライブドア事件・村上ファンド事件の頃、
“会社は誰のものか?”の議論がなされましたが、私は同様の発想で、
“会社は(社長を含めた)社員の物である”と思います
そして株主は、(会社の成長による)株価の上昇と、利益分配の配当と言う恩恵
に預かるだけに過ぎない存在と思います
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