空調機の能力は2つの負荷(内部負荷と外部負荷)によって決まります。外部負荷は換気負荷ともいい、換気量により変動します(変動熱量)。一般に、空調機は内部負荷と外部負荷の最大負荷を合わせて能力を決定します。 パチンコ店の場合、内部負荷と外部負荷の比率は概ね 5 0 : 5 0 となります。
空調負荷の中で、外部負荷は唯一室内環境により制御できる負荷です。 外部負荷をいかに制御するかが、空調設備の省エネ化のポイントとなります。
下記に、田村設計の空調方式を簡単にご説明いたします。
最も一般的な空調方式です。
内部負荷と外部負荷をあわせて大きな空調機で空調をします。
室外機はインバーターで効率的な運転をしますが、室内機は常時運転をしておりこの消費電力がばかになりません。
内部負荷用と外部負荷用の空調機を分けるので、空調常時運転が必要な内部負荷用の空調機を小さくし、変動する外部負荷に対しては比較的効率よく運転することが出来ます。しかし、 外部負荷の室内機もパッケージエアコンのため、風量の制御は出来ません。
外部負荷用の空調機を冷温水発生機とエアーハンドリングユニットとすることで、室内環境に応じた風量の調節を可能にしています。この方式は、換気量がきめ細かく制御でき、省エネを図ることができます。
現状、パチンコ店が使用する電力は年間平均比率で空調45%、照明35%、島設備20%ですが、夏場(7月〜9月)には空調電力が急激に増加し、空調60%、照明25%、島設備15%に変動します。したがって空調電力のピークをいかに下げるかが、重要なテーマです。
以下に、田村設計がご提案する方法をご紹介します。
エアコンのメンテナンスは室内機に目を向けられがちですが、屋外機の汚れを徹底洗浄するとエネルギー効率が断然アップ。
こちらはお手軽な上に費用対効果が高いので、すぐにでもお試しください。
従来照明と比べ消費電力はもちろん、耐用年数でも勝っているLED。
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(リースまたはレンタルも可能です)
空調は、冷暖気の供給(IN)と、換気(OUT)のバランスで成り立っています。従来のシステムでは、両者が無関係に動いているため、大きな無駄が発生しています。当社がご提案するのは、そのバランスを自動制御するシステムです。(リースまたはレンタルも可能です)
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