株式会社 田村設計

Kazの設計ざんまい

田村 和雄

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愛知県常滑市・東京都銀座在住

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  • 10/17(日)建築ツアー2日目

    朝、ユックリ温泉につかり、朝食後“兵庫県立美術館”を訪問
    コンペで当選した安藤忠雄氏の作品
    建築雑誌で見たときは・・・大きなスパースが必要な美術館が何故3棟に分かれているのだろう?と疑問に思っていたが・・・
    ヤハリ建築は実物を見るのが一番!
    訪問しなければ理解が出来ない・学べない
    安藤作品にしては巨大な建物だ
    3棟の内、西側2棟がメインな展示スペースで、東側の1棟はアトリエ等で展示スペースでは無い
    各棟の隙間は、2階部分にデッキテラスが設けられ、この空間が海と山を結ぶ軸線を意識させている
    ・・・風が吹き抜けとても気持ちが良いスペースになっている
    安藤作品に共通なのだが・・・
    何処を撮っても写真写りがとても良く、実にカッコイイ!
    胸をワクワクしながら館内を、
    歩き・上り・眺めを・・・繰り返す内徐々に全貌は理解出来るようにはなるが、徐々に疑問も湧き出す・・・
    階段の多さ!
    ・・・(安藤作品に共通だが)公共施設としてはイササカ疑問を感じる
    巨大な美術館の割には、
    展示スペースが小さく・2フロアにまたがり
    2階へのアプローチが階段しかなく
    (EVの存在が消されていて)高齢者には負担が掛かる施設になっている(と思う)
    海と山を結ぶ(コストの掛かった)デッキテラスにも日曜日にもかかわらず人影は無かった
    敷地の大きさからしても
    1フロアに展示スペースを固めるだけの大きさは十分にあるのに・・・3棟に分けたことは正解だったのだろうか???
    プラン(機能)からデザインを積み上げるのでは無く、“はじめにデザインありき”で(外から)設計して行くのだろうか??
    お昼は、神戸三宮の繁華街の“西村屋”というお店でステーキ!
    午後、大山崎山荘美術館
    山の中腹に位置し、アプローチの道路が狭いので、観光バスは進入出来ず、駅から専用の小型バスでの移動
    美しい天王山の中腹に建つ風情と歴史ある山荘(別荘)が、マンションに開発される危機に、
    元の所有者(加賀太郎)と縁があったアサヒビールが買い取り・修復し、
    アサヒビールの創業者“山本為三”が収集したコレクションを展示する美術館にし近年安藤忠雄氏が増築を手がけた
    半地下の“地中の宝石箱”には、モネの睡蓮が中心に納められている
    こんな地に別荘を構えたらどんなにか心が休まり・楽しいだろうか!
    ・・・と心から憧れを抱くような山荘だった
    ヨーロッパの古い館に来た気分
    当時の実業家“加賀太郎”氏が、長い時間をかけて建築に打ち込んだ気持ちが理解できる・・・夏目漱石も訪れたそうだ
    安藤氏の地下の美術館は“直島”で体験済みなので・・・特に感動は無かった
    打放しコンクリートの中で見るより
    古い館の中で見る美術品・焼き物に・・・心の安らぎを感じた
    天王山は自生のモミジが多かった
    平日の客の少ない日に、再度訪問し、
    この2階のテラスからゆっくり紅葉を楽しみたい!・・・と思うほど居心地の良さそうな理想の山荘だった
    予定していた他の施設は日曜休みだったせで見学出来ず
    予定より少し早く名古屋着
    ヤハリ良い建築を見学する事は大事だ
    土日休みに庭ばかりいじらず・・・建築見学に出かけよう!
    “事務協”さんのお陰で、
    良い体験をさせて頂いた・・・感謝!!



















    2010年10月17日 (日) 5:45

田村プロフィール

■経歴 ・昭和47年
名古屋大学建築学科卒業後、恩師の平子勝設計に勤務
・昭和52年
恩師死去による勤務先閉鎖により、個人事務所として独立する。
・平成2年
法人化。バブルの崩壊をいち早く察知し試行錯誤の末、 業種をアミューズメント業界、
中でもパチンコ業に特化し、今日に至る
・平成6年
東京支所開設
・平成7年
ミラノにイタリア人3名雇い、デザインルーム開設
■趣味 出張先でおいしいものを探すこと
■好きな街 ・ミラノ
60才からはここに一年の半分は住みたい
・ニューヨーク
ここへも住みたい。元気になりそう
・名古屋
早足で歩いても人にぶつからない、ストレスの溜まらないイイ街だ
・常滑
恵まれた自然が生んだのか古くから多くの偉人が輩出している。
トヨタの大番頭の石田退三、ソニーの盛田、哲学者の谷川徹三、
東京電力の平岩外四、中野良子、ザ・ピーナツ、(タムラカズオ?)
そして 日本4大古窯の常滑焼き。
魚もおいしいイイ街です。ただ国際空港が出来るのが少し残念。
■特技 純粋に相手の立場に立てる。しかし熱すぎて少し嫌がられること多し
■苦手な事 IT、営業、カラオケ、パチンコ
■一言 すごい時代になったとつくづく思う。 自分の思い・メッセージを世界中、日本中に発信できるなんて夢のようです。 少しでも多くの方と出会い、ITの可能性を存分に試したいと思います。

設計観

建築設計の本質とは、建物と言うハードを通じて家庭の幸せや、 企業の繁栄といったソフトを創造する職業と思っている。そして一作ずつ愛情と情熱を込めて創る。 その思い入れが建物と言うハードに血を通わせることが出来ると信じている。 また日々力量を磨き、自分たちの作品が社会的価値や文化的価値へと 昇華していくことが出来たらとても幸せだと思う。

田村レポート