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 No.153          「採用は社長の業務」         2006.02.13


まだ正月が済んだばかりの気持ちですが、今もう来年の求人活動真っ盛りです!
貴社の、求人活動はもう始まりましたか?
今年は、景気回復で、大企業の求人が大変活発なようで、中小企業の求人は苦労
しそうです

ところで、貴社の求人担当はどなたですか?
“総務か人事だよ!”・・・当然でしょうネ

提案ですが・・・
社長さん・専務さん!自らが先頭に立って求人活動を行なってみませんか?!
私、求人・採用は社長のモットも大事な業務の1つと思います!
将来会社を担う人を探す大事な行為です!
また、人の人生に責任を担う業務です!
そんな大事な業務は社長・役員に限ると思いますが・・・

参考に、当社(私)の求人活動状況を説明しますと
今年は2月早々から始まり6月まで、東京・名古屋・大阪を中心に、計36回の
説明会・試験・面接を予定しており、
その全てに私は立ち会い、私と総務の若い女子社員の2名で大半の求人業務を行
ないます

延べでホボ2ヶ月近い日数です・・・従って6月までの上半期、私のスケジュー
ルは求人活動が中心です
昨年は、札幌・仙台・福岡でも行ないました・・・学生さんにワザワザ来て頂く
労力・経費を懸念したからです

5年程前、定期採用を再開した時、求人会社と一番議論になったのは、“あおり”
です
求人会社は、学生さんを説明会場に足を運ばせ、入社させるまでが商売で“退社”
に責任を取りません
近年、“7・5・3現象”って聞いた事ありませんか?
・・・中学卒が7割・高校卒が5割・大学卒が3割・・・早期退社率です

私は、その原因の一端は求人会社の“あおり”姿勢にも原因があると思います
・・・プロのコピーライター・デザイナーが、“必要以上に良い会社”に見せよ
うと努力するから間違いが起きるのです

当社、求人案内作成に当たり、私の書いた原稿を渡し
“真実を語れ!”
“等身大で語れ!”
“カッコ良く造るな!”
とお願いしましたがダメでした
・・・何度作っても、パンフレットがカッコ良過ぎるのです。他社のようです
・・・彼らの職業本能でしょう
最後、求人会社が“根”を上げ、“社長の原稿通りの小冊子をサービスします”
で決着し、プロが作った案内と、私の原稿通りの案内の、同じ内容の物を2部制
作の変則形になりました(私の求人案内が“独立宣言書”です)

必要以上に良い会社の如く語り、入社した若い方を“失望”させる事は罪です
一番辛いのは、入社して“こんな筈ではなかった!”と思われる事です

求人は裏返して言うと“如何に入れるか!”では無く、“如何に入れないか!”
だと思います
長所も短所も理解して貰って、入社して貰うが一番であり、十分な理解をして貰
う手続きが、説明会・面接だと思います

パチンコ業界は
一説には“100人入って、100人辞める”と聞きます
求人会社のお話しでも、パチンコ業界の求人がモットも頭を痛めるとの話を聞き
ました

マスマス激化する業界を生残るには、優秀な人材を集めるのが第一だと思います
世間の好景気が、ますますパチンコ業界の求人難を促す傾向の中、担当者任せの
求人には限界があります
経営者自ら、
業界を・自社を、正直に熱く語る事から始めて見ませんか?
その姿勢に共感を持った方が貴社の門を叩くと思います

決して待遇ばかりが、企業選びの決め手になるとは思いません
人事担当者が、いくら会社を美辞麗句で語ろうと、学生さんに見抜かれています
そんな無駄な事やめて、ありのままを語ることから求人活動を始めませんか?!




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